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2024年4月に観た新作映画の感想を書いています。
自分のための覚え書き的なものなので、ごく簡単なメモのような内容ですがご了承ください。
ラインナップはこちらです。
- アイアンクロー(大阪ステーションシティシネマ)
- オーメン:ザ・ファースト(TOHOシネマズ梅田)
- オッペンハイマー(109シネマズ 大阪エキスポシティ/IMAXレーザーGT)
年度の変わり目のせいかなぜか慌ただしく、劇場で鑑賞できたのは3本でした。
とはいえ、いずれも充実した内容で大満足。いちばん印象的だったのは『アイアンクロー』でしたが、楽しかったのは『オーメン:ザ・ファースト』でした。
オチに関わるネタバレは極力避けていますが、内容には触れています。気になる方はご注意下さい。
アイアンクロー(大阪ステーションシティシネマ)
1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。
引用:映画.com
原題:The Iron Claw/2023年/アメリカ/132分/配給:キノフィルムズ
監督/脚本:ショーン・ダーキン
出演:ザック・エフロン/ジェレミー・アレン・ホワイト/ハリス・ディキンソン/モーラ・ティアニー/スタンリー・シモンズ/ホルト・マッキャラニー/リリー・ジェームズ/マイケル・ハーネイ
監督/脚本:ショーン・ダーキン
出演:ザック・エフロン/ジェレミー・アレン・ホワイト/ハリス・ディキンソン/モーラ・ティアニー/スタンリー・シモンズ/ホルト・マッキャラニー/リリー・ジェームズ/マイケル・ハーネイ
オーメン:ザ・ファースト(TOHOシネマズ梅田)
アメリカ人のマーガレットは新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会で奉仕生活を始めるが、不可解な連続死に巻き込まれてしまう。やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。全てを明らかにしようとするマーガレットだったが、さらなる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。
引用:映画.com
原題:The First Omen/2024年/アメリカ/118分/PG12/配給:ディズニー
監督:アルカシャ・スティーブンソン
出演:ネル・タイガー・フリー/タウフィーク・バルホ側ーム/ソニア・ブラガ/ラルフ・アイネソン/ビル・ナイ/ニコール・ソラス
監督:アルカシャ・スティーブンソン
出演:ネル・タイガー・フリー/タウフィーク・バルホ側ーム/ソニア・ブラガ/ラルフ・アイネソン/ビル・ナイ/ニコール・ソラス
1976年に公開された『オーメン』につながる前日譚ということで、どんな切り口で来るのかと思えば敵はまさかの悪魔ではなく、どこまでも権力にしがみつく教会側。「権力と戦う女性たち」という女性監督らしい題材を掲げつつ、ブレナン神父も登場するし、ダミアンもしっかり誕生します。あの音楽も流れるし、オマージュと思われるシーンも何カ所か。悪魔の誕生譚と言えば誰もが想像するだろう『ローズマリーの赤ちゃん』への目配せっぽいシーンもあって、結構いろいろ詰め込まれているんですが、不思議とわざとらしい接待感はありません。むしろ70年代ローマを落ち着いた色調で再現したルックや、主演のネル・タイガー・フリーの印象的な存在感のせいか、ふとアート映画のような佇まいさえ感じさせる瞬間がありました。つまり昨今流行の、70年代~90年代のホラー映画のリメイク、リブートの中では、個人的にはかなり好印象。ちょっとこのパターンに飽きたからスルーしてしまったという方がいらっしゃいましたら、それはちょっともったいないので観た方がいいです。
ただちょっとアレだなと思ったのは、本作のもっとも見せ場となるシーンに、日本版のみ(映倫の)モザイクが入ってしまっていること。レイティングを下げたかったのかもしれませんが、さすがに物語に大きく関わる部分だけにあまりに無神経というか、クリエイターのこともお客さんのこともバカにしてませんか…。これについては方々からクレームが出ていると思うので、せめてBlu-rayくらいではモザイクなしバージョンを楽しめるように計らっていただきたいものです。
尚、これから鑑賞する方には、ぜひ1976年の『オーメン』を観ておくことをおすすめします。前日譚という性質上、いきなり観ても大まかなストーリーくらいは分かると思いますが、後半に近づくに従って1作目冒頭につながる要素が説明なく入ってくるため、やっぱり観ておいたほうがいいです。あと『オーメン』は2006年にも『オーメン666』というタイトルで一度リメイクされているのですが、やはりリチャード・ドナーの演出によるオリジナルのほうが断然クオリティが高いです。Amazonプライムビデオでは300円の有料レンタルとなりますが、映画好きなら観ておいて損はない名作でもあるので、ぜひこの機会に。
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オッペンハイマー(109シネマズ 大阪エキスポシティ/IMAXレーザーGT)
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。
引用:映画.com
原題:Oppenheimer/2023年/アメリカ/180分/配給:ビターズ・エンド/R15+
監督:クリストファー・ノーラン
出演:キリアン・マーフィ/エミリー・ブラント/マット・デイモン/ロバート・ダウニー・Jr./フローレンス・ピュー/ジョシュ・ハートネット/ケイシー・アフレック/ラミ・マレック/ケネス・ブラナー/ディラン・アーノルド/デビッド・クラムホルツ/マシュー・モディーン/ジェファーソン・ホール/ベニー・サフディ/デビッド・ダストマルチャン/トム・コンティ/グスタフ・スカルスガルド
監督:クリストファー・ノーラン
出演:キリアン・マーフィ/エミリー・ブラント/マット・デイモン/ロバート・ダウニー・Jr./フローレンス・ピュー/ジョシュ・ハートネット/ケイシー・アフレック/ラミ・マレック/ケネス・ブラナー/ディラン・アーノルド/デビッド・クラムホルツ/マシュー・モディーン/ジェファーソン・ホール/ベニー・サフディ/デビッド・ダストマルチャン/トム・コンティ/グスタフ・スカルスガルド