2024年10月初旬に出掛けた、三重県名張市「赤目四十八滝」へのツーリング&ハイキングの記録をまとめました。
ルートと立ち寄りスポットはこちら
- 地図は有料道路使用、今現在の最短ルートが表示されます。「その他のオプション」からGoogleマップに移動することで、任意の出発地、ルートなどの設定ができます。
- 出発地は「セブン-イレブン 大阪太子橋1丁目店」に設定しています。
夏の暑さが若干マシになってきた10月初旬、三重県名張市の「赤目四十八滝」へ行ってきました。
途中、休憩スポットには「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」を設定。時短を優先していくなら奈良を抜けて行くほがいいのですが(休憩には「道の駅 針テラス」がおすすめ)、急ぐ旅ではなしということで最近お気に入りの道の駅を経由していくことに。
移動所要時間は、下道のみを利用して4時間強(休憩時間除く)、走行距離は180キロほど。「赤目四十八滝」での散策はのんびり歩いて3時間ほどかかります。
当日の行程はこんな感じ。
- 朝7時30分出発
- 南山城村で朝ごはん
- 11時に赤目四十八滝到着、トイレなどを済ませて散策開始
- 2時終了、軽食を取ってから同じ行きとルートで帰宅
移動は163号線をひたすら進むコースですが、適度な山道なので、景観を楽しみながらゆったり走ることができます。
南山城村周辺は元気なバイクも多いですが、広い道路なので落ち着かない場合はどんどん譲って先に行ってもらいましょう。
赤目四十八滝とは
赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)は、三重県名張市赤目町を流れる宇陀川支流の滝川渓谷の約4㎞にわたって点在する一連の階段状の滝の総称である。日本に数多く存在する多くの滝を総称した四十八滝の一つ。また、谷は赤目四十八滝渓谷(あかめしじゅうはちたき けいこく)と称される。
引用:Wikipedia
ということで、平たく言えば滝がたくさんある渓谷です。
四十八滝とありますが、この「四十八」というのは、具体的な数値ではなく、古い言葉で「たくさん」という意味。なので赤目四十八滝で見ることのできる滝は、実際は「23瀑(ばく)」となっており、中でも公式のマップ内で写真付きで紹介されている、
- 不動滝(スタート地点から徒歩6分)
- 千手滝(スタート地点から徒歩20分)
- 布曳滝(スタート地点から徒歩23分)
- 荷担滝(スタート地点から徒歩70分)
- 琵琶滝(スタート地点から徒歩80分)
以上5瀑は、「赤目五瀑」と呼ばれる赤目四十八滝の中でも特に美しい、見どころとなる滝とされています。
入山前に確認すること
有料(大人1000円・中学生以下500円)ということもあってかハイキングコースはきれいに整備されており、スニーカーやライディングシューズでも問題なく歩けます。
とはいえ、ふだん運動不足だと距離的にやや厳しいと感じるかもしれません。
奥へ行けば行くほど足もとが悪くなるので、キツイと思ったら深追いせずに引き返しましょう。
コース内に売店や自販機はありません。
途中でごはんを食べたい場合は、入り口付近の土産物屋や食堂で販売しているお弁当やおにぎりを買って入りましょう。
食事が必要ない場合も、水分と気分転換用の飴くらいは持っていくほうがいいです。
尚、周辺は室生赤目青山国定公園に指定されており、
- 火気厳禁
- 植物、生物の採取厳禁
当然ですが、ゴミもすべて持ち帰りましょう。
入場料が必要なかわりに、周辺の駐車場はすべて無料です。
わたしが訪問した際(10月初旬の土曜日)は目立った混雑はありませんでしたが、連休や紅葉シーズンなどはGoogle MapやX(旧Twitter)などでリアルタイム検索してみることをおすすめします。
トイレはコース内(千手滝周辺)にも設置されていますが、なるべく入山前に済ませておくようにしてください。
- 所在地:三重県名張市赤目町長坂86-1-1
- 営業時間:夏期(3月第2金曜~11月30日 8:30~17:00)冬期(12月1日~3月第2木曜 9:00~16:30)
- 連絡先:0595633004
- 入場料:大人1000円・中学生以下500円(周辺の駐車場は無料)
- Instagram / X(旧Twitter) / Facebook / YouTube
実際に歩いてみます
入口はこちら。赤目水族館前に受付がありますので、入場料(渓谷保全料)を払います。
水族館では周辺に生息する生き物(カエルやオオサンショウウオ)が展示されています。
カエル!!かわいいんだけど、周辺に大自然があるのに水槽生活はちょっと不憫。
水族館を通り抜けたらハイキングコーススタート。数分歩いただけですでにこの景観。
さらに進むと、「赤目五瀑」のひとつである不動滝が現れます。
滝以外にも見るものはいろいろあります。こちらは不動明王が乗っていたと言われる赤目牛。
谷の深さを実感できる竜ヶ谷。
どこから落ちてきたのかと驚く巨岩、八畳岩。
そして「赤目五瀑」千手滝。
ハイキングコースはこんな感じ。
ちゃんと整備されて歩きやすい上に、途切れることなく見るものがあるので飽きません。
スタートから50分ほど歩くと、ちょうど中間地点となる百畳岩に到着です。
百畳岩というのは「百畳ほどもある大きな一枚岩」のことで、岩そのものがちょっとした広場となっています。
奥には東屋が設置されているので、お弁当スポットでもあります。
百畳岩ではお茶とお水も売られていました。ありがたい配慮ですが、毎回あるとは限らないので注意です。
長坂山(標高585m)への分岐もあります。低い山ですが、整備の行き届いていない区画もあるとのことなので、思い付きで入らないように。
ハイキングコースも、ここから先は道が少々険しく、かつ狭くなります。
年配の方やお子様連れ、体力に自信のない人はここ(百畳岩)で折り返しましょう。
といっても足場はそこそこしっかりしているので、体力のある大人ならさほど危険ということはなさそう。
ちょっと荒れていますが、山感あって楽しいです。
「赤目五瀑」荷担滝(にないだき)。
琴のような音がする(本当にしてました!)琴滝。
そしてこれが最後の滝、岩窟滝。
前半と同じく次から次へと現れる滝を眺めながらいちばん奥まで行くと、広くひらけた場所があり、ベンチやテーブルが設置されています。
百畳岩より人が少ないので、お弁当スポットにおすすめです。
この看板が出てきたらUターン。来た道を戻ります。
道中は水辺で遊んだり、写真を撮ったり。とにかくずっと景色がよいのでかなりのんびり歩きましたが、往復の所要時間は2時間50分ほどでした。
下山後は駐車場近くの売店で遅めのお昼ごはんをいただきます。
お蕎麦!!
周辺には、ほかにも草餅や伊賀牛が楽しめる食堂、カフェ、温泉(宿泊施設)などもあるようです。
気になる方はぜひ公式サイトでご確認ください。
寄り道メモ(「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」)
この日、朝ごはんのために立ち寄った「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」で食べたのはこちら。
朝カレーセット(600円)。ランチメニューにもある村カレーと同じものですが、朝食ということでボリュームはやや控えめ。トマトベースのカレーとのことですが、幅広い年齢層の方が訪れる場所もということもあってか辛さは控えめです。
でもスパイスはけっこう効いているし、フライドオニオンのサクサクも楽しいし。トッピングされた茶葉もさりげなくよいお仕事をしていて、さすが2018年の「じゃらん道の駅ランキング」カレー部門第1位に輝いただけのことはあります。
実は帰りもわざわざ遠回りをして再度訪問。(写真は撮り忘れてしまったのですが)ちょうど開催されていたフェアメニュー、ほうじ茶ソフトクリームをいただきました(風味しっかりでおいしかった!)。
ほうじ茶ソフトクリームはもう終了していると思いますが、現在開催中のフェアをチェックするならInstagramが便利です。
その他、朝ごはんやランチ、オリジナルスイーツなど「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」のグルメについてまとめた記事はこちらになります。