- どこへ行けばいいのか分からない
- 初心者なので、どこなら行けるのか分からない
この記事では、そんなお悩みをお持ちの方に向けて、道の駅めぐりの魅力をお伝えします。
道の駅の楽しみ方からおすすめの理由まできっちりまとめていますので、ツーリングの目的地にお悩みの初心者ライダーの方は、ぜひ参考にしてください。
初心者ライダーに道の駅めぐりがおすすめな理由
道の駅は、一般道路を利用するライダーやドライバーのための休憩施設です。
同時に利用者と地域のコミュニケーションの場としても活用されているため、トイレ、食堂など休憩のための最低限の施設と共に、地域色溢れる物販コーナー、資料館などが併設されています。
そんな道の駅が、ツーリングの目的地としてぴったりな理由は4つ。
- 初心者でも行きやすい、駐輪しやすい
- ツーリングの休憩時に欠かせない施設が整っている
- 個性豊かで、楽しみ方もさまざま
- 周辺情報が集まる
ここから、項目ごとにくわしく紹介していきますね。
初心者でも行きやすい、駐輪しやすい
道の駅は、基本的に車やバイクでの訪問が前提となっているため、
- 周辺道路がそれなりに整備されている
- 公的な施設のため道路標識も充実
- ある程度の規模とユーザビリティを保つ駐車場、駐輪場が必ず設けられている
これはいずれも、初心者ライダーにとって大変嬉しいセッティング。
特に取り回しに関しては、公道をそこそこ走れるようになってもなかなか慣れないというか、ちょっとしたミスが命取りとなることもあり、いつまでも不安がつきまとうもの(わたしだけかもしれませんが)。
意を決してSNSや動画で見かけたおしゃれなカフェへ出掛けたにもかかわらず、駐車場に段差や坂があったり、砂利敷きだったりすると、正直絶望感が半端ありません(わたしだけかもしれませんが)。
道の駅でも想定外のことが起こる可能性はゼロではないですが、かなりの確率で一般的な駐輪場よりは快適に利用できることは間違いありません。
取り回しに不安のある初心者ライダーでも、比較的心穏やかな気持ちで訪問することができますよ。
ツーリングの休憩時に欠かせない施設が整っている
ほとんどの道の駅には、トイレ、食堂、物販コーナーと、ツーリングの休憩時に欠かせない施設が展開されています。
つまり綿密な計画を立てなくても、とりあえず向かえばトイレと食事にはありつけるということ。
しかもたいていの道の駅では、産直品を使ったご当地グルメやスイーツが豊富です。
ツーリングは、走ることが自体が目的となりがちです。
とにかくバイクで走りたいがいちばんなので、目的地や休憩場所を考えるのが面倒くさいという人も案外いるのではないでしょうか。
かといって初心者のうちは、あまり行き当たりばったりのツーリングはおすすめできません。
そんな人にとって道の駅は、とても便利な拠点です。
個性豊かで、楽しみ方さまざま
道の駅の中には、工夫を凝らした個性の光る空間を提供しているところもあります。
わたしが拠点としている関西の道の駅なら、
- 【京都】道の駅 スプリングスひよし(温泉、BBQ、デイキャンプ)
- 【兵庫】道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(温泉、BBQ、フルーツ狩り、遊園地)
- 【大阪】道の駅 とっとパーク小島(海釣り)
- 【大阪】道の駅 しらとりの郷・羽曳野(BBQ、公園)
- 【和歌山】道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK(公園、BBQ、植物園、ドッグラン)
- 【和歌山】道の駅一枚岩monolith(BBQ、サウナ、カヌー体験、チュービング)
走るだけのツーリングに少し物足りなさを感じても、気軽にプラスアフファのアクティビティを楽しむことができます。
関西以外の人もぜひ近隣の道の駅を調べてみてください。
周辺情報が集まる
道の駅には、必ずインフォメーションセンターがあります。
インフォメーションセンターには地元に詳しいナビゲーターの方が常駐していることもあれば、小冊子やペーパー形式で、近隣の地図はもちろん名所旧跡、カフェや温泉などの地域情報、絶景ポイントなどが紹介されていることも。
- 道の駅からもう少し足を伸ばしたい
- 次に来たとき行く場所を探したい
そんなとき、立ち寄ればかならず気になる情報を得られます。
道の駅スタンプラリーへの参加もおすすめです
引用:近畿「道の駅」連絡会
道の駅スタンプラリーとは、ツーリングやドライブの経由地、目的地として人気の道の駅を、より楽しむ目的で企画されたキャンペーンのことです。
各地域(北海道、東北、関東、中部、北陸、近畿、四国、九州・沖縄)ごとに分かれて開催されているので、まずは参加したい地域の道の駅スタンプ帳を購入。
あとは各道の駅に設置されているスタンプを、できるだけたくさん集めていくだけです。
道の駅スタンプラリーの楽しみ方
地域によって若干ルールに違いはあるものの、基本的には、
- 一定数のスタンプを集めることで、懸賞への応募が可能となる
- すべてのスタンプを集めることで、完全制覇の認定を受けられる(副賞、締切ともにあり、もしくはなしの場合あり)
とてもシンプルなので、「それって楽しいの?」「ステッカーとか別にいらないし」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですがスタンプ帳という形で、簡易的とはいえ自分のツーリング記録が残るため、
- 意識していなくても頻繁に行く方面、あまり行かない方面が見えてきて、次のツーリング計画の参考になる
- 道の駅間を行き来しつつ地図を眺めていると土地勘がついてくる
もともと車などに乗っていて、道に詳しい人なら関係ありませんが、わたしはバイクの免許を取得した当時、生まれ育った場所ではない関西近郊の方向感覚はゼロに等しかったため、道路は道の駅を拠点に覚えました。
温泉、カフェなど、自分で興味のあるものがあるなら、それをベースとすればいいと思います。
でもそういったものがない場合は、各地に点在する道の駅は拠点として超おすすめ。
さらにそれをわかりやすくまとめてくれている道の駅スタンプ帳は、一冊あるととても便利です。
道の駅スタンプラリーは、スタンプ帳を購入するだけで参加可能です。
ただしルールや達成条件は地域によって若干異なりますので、詳細は道の駅公式ホームページから必ずご確認下さい。
道の駅スタンプ帳の入手方法
道の駅スタンプ帳は、
- 道の駅内、スタンプ設置場所近辺やレジ回りで販売中
- 価格は300円~500円(地域によって変わります)
ただし売り切れになっていることもあり、地域によっては再販に時間が掛かる場合があります。
確実に手に入れたい場合は、
- 道の駅に電話をして在庫を確認しておく
- XやInstagramで最近手に入れた人の投稿を調べてみる
しっかりリサーチしてから出掛けましょう。
山梨県に入って道の駅とみさわでスタンプGET!
関東版のスタンプ帳450円購入したけど、中部版より厚みが全然あるそりゃそーか pic.twitter.com/vlPOnJBogw
— ゆーたろー (@you_taroh0221) December 2, 2023
道の駅めぐりの注意事項
定休日、営業時間の確認
たいていの道の駅では、駐輪とトイレだけなら年中無休、24時間使用できます。
ですがその他の施設の定休日や営業時間は、駅によって異なるため、訪問前に調べておきましょう。
特にスタンプが目的の場合、閉まっていると精神的なダメージが大きいです。
道の駅スタンプ帳にも記載がありますが、季節やその他の事情で変更されていることもあります。
正確な情報を得るためには、各駅の公式ホームページや公式SNSのチェックをおすすめします。
施設の確認
多くの道の駅には食事のできる施設や売店がありますが、まれにトイレと自動販売機しかないところもあります。
立ち寄る予定の道の駅で食事がしたい、座れる場所でしっかり休憩したいと考えているなら、事前にどんな施設があるかをしっかり調べておきましょう。
道の駅そのものは営業していても、レストランはランチタイムのみ、シーズンオフは閉店しているなど特殊な形態で営まれていることもあります。
変則的な営業している道の駅の周辺ほど、コンビニやカフェなどの商業施設がない場合が多いので、じゅうぶんリサーチしてお出掛け下さい。
おわりに
ツーリングの行き先に悩む初心者ライダーにとって、道の駅はとても便利な拠点となります。
理由は、
- 初心者でも行きやすい、駐輪しやすい
- ツーリングの休憩時に欠かせない施設が整っている
- 個性豊かで、楽しみ方もさまざま
- 周辺情報が集まる
バイクは乗れば乗るほど上達します。
休日の朝、どこへ行こうか迷っているうちに時間が過ぎていってしまうなら、どこでもいいのでまずは近くの道の駅に出掛けてみましょう。
さまざまな道の駅をめぐるうちにライディングテクニックが上達するのはもちろん、自分の好きな土地や景色、ツーリングに何を求めているかも、だんだん見えてくると思います。