本気の紫外線対策は2月から
昨今、紫外線対策は夏だけでなく、年中心がけるのが当たり前となりつつあります。
でも真冬の日焼け止めは、真夏よりは肌にやさしいおだやかなものに切り替えている人も多いはず。
ではどのタイミングで本気の紫外線対策に切り替えるのかというと、それはズバリ2月!
まだ寒いじゃないか、と思う方もいらっしゃるとは思いますが、
引用:気象庁
この通り、紫外線量は2月を境にじわじわと増加しはじめます。
メーカー各社の日焼け止めが続々発売されるのもだいたい2月から3月にかけてなので、2月に入ったら各社の最新情報をチェック!
まだまだ寒いしと油断することなく、紫外線対策はしっかり行いましょう。
アウトドア向き日焼け止めの選び方
ここでは、特にレジャーやスポーツなどアウトドアでの使用を意識した日焼け止めを選ぶ際に、注意したいことをまとめました。
最近の日焼け止めは優秀なので、どれを選んでもある程度の仕事はしてくれます。
ですがメーカーやブランドによって想定する環境や使用感はさまざまなので、アウトドアにはアウトドアに合った機能を持つ日焼け止めを選ぶことが大事です。
比較、ランキングサイトは参考適度に
比較サイト、ランキングサイトの魅力は、客観的かつ専門的な分析と多くの方の生の声。
わたしも参考にすることが多いのですが、ここで気を付けたいのが、安易にランキング上位のものを選ばないことです。
一般的な比較サイトでは、たいていひとつの商品について、あらゆる観点からの検証を行っています。
もちろん日焼け止めに於いて「焼けないこと」はかなり重要なポイントなのですが、日常的な紫外線対策を考える総合的なサイトの場合、
- 肌へのやさしさ
- 落としやすさ
- 使用感
- 美容成分の有無
など、その他の機能にもそれなりに重きを置いています。
つまりそういった項目も含めて、平均的に優秀なものが上位に来るということ。
そもそも終日汗だくで炎天下、頻繁な塗り直しが難しいなど、過酷なアウトドアの環境下は特殊なもの。一般的なサイトでは、そういった使用を想定していないことが多いのです。
わたしの場合、アウトドアのための日焼け止めを選ぶ際、重視するのは、
- 紫外線カット率
- 汗、水、こすれに強いこと
とにかくこの2点がマックスの評価であることが前提。
その上で塗りやすさや落としやすさ、使用感など、その他の機能を検討します。
だって焼けてしまったら、もうどうしようもないですから。
ただし敏感肌の方は、ご自分のお肌とよく相談して、安全に使えるものを選んで下さいね。
惜しみなく使える価格帯を選ぶ
デパコスメーカーの中には、50gほどの容量で1万円近く、もしくはそれ以上の価格の日焼け止めが販売されています。
機能も魅力的で、アンチエイジング成分がたっぷり詰め込まれていたり、最先端のテクノロジーが応用されていたり。
魅力的ではありますが、日焼け止めはある程度の量をしっかり使うことが基本です。
露出の多いスポーツ(マラソンレースやマリンスポーツ)ともなれば、50gなんて1回で使い切ってしまいかねない量。
それで1万円の商品を、惜しみなくたっぷり使うことができるでしょうか。
使える方はもちろん使おう、でもわたしは無理。
美容液なら一点豪華主義で気になる部分に大切に使うスタイルもアリですが、日焼け止めについてはたっぷり使っても惜しくない金額のものを選ぶ方が効果を期待できると思います。
携帯のしやすさ、塗り直しやすさも要検討
日焼け止めはこまめな塗り直しがとても大事。
ですがマラソンのトレーニングとなるロング走や、安全面も考慮して複数人で動くほうがいいとされるトレイルの場合、なかなか落ち着いて塗り直す時間が取りにくいものです。
それでも限られたタイミングを最大限に利用したいなら、検討すべきは携帯性と使い勝手。
コスパがよくても大容量の日焼け止めを持って歩くのは邪魔だし、ほどよいサイズのものを持っていたとしても、ザックの奥深くに埋めてしまっていては意味がありません。
出発前に自宅で使うコスパ重視のものとは別に、お手洗いのついでにサッとポケットから取り出して使えるようなものを、ひとつ選んでおきましょう。
一般的なクリームやジェルタイプのミニサイズもおすすめですが、スプレーやスティックなども、塗り直しにはおすすめされています。
アウトドア好きにおすすめの日焼け止め2024
ここからは、わたしがこの夏使いたい&おすすめしたい日焼け止めをピックアップ。
先にも書いた、
- 紫外線カット率(すべてSPF50+、PA++++)
- 汗、水、こすれに強いこと
が最優先事項なのはもちろんですが、お手軽さ、入手しやすさ、などもある程度考慮しています。
スプレーやスティックなど形状別の使い勝手につきましても、できるだけわたし自身の考えるところをまとめました。
春から夏にかけて、とにかくたくさんの種類が発売される日焼け止め。
どれにしようか迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは安定のスタメン紹介
ここでピックアップするのは、メイン使いにしたいもの。
顔にも身体にも惜しみなく使えて、機能も信頼出来るアイテムを選びました。
ビオレ アスリズム プロテクトエッセンス(花王)
アスリズムという名の通り、過酷なスポーツや屋外作業を想定した日焼け止めです。
ジェルタイプで使いやすく、当然汗水にも耐えるスーパーウォータープルーフ設計。
保湿線分としてヒアルロン酸、ユーカリエキス、BGが配合されており、乾燥肌のわたしでも使っていて乾燥を感じることはありません。
アスリズムは発売時からずっと愛用しているブランドで、わたしは絶対的な信頼を置いています。
2024年3月からミルクタイプが販売終了となり、このエッセンスタイプがリニューアル。
以前のエッセンスタイプと比べると、
- ややきつめだったアルコール臭が気にならなくなり、保湿力がアップ
- ヒンジキャップ採用で使いやすくなった
好みは人それぞれではありますが、個人的にはより使いやすくなり、相変わらずの常時スタメンです。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA(資生堂)
- 振って使うのが手間じゃない
- 乾燥肌じゃない
という人には大いにアリな商品です。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NA(資生堂)火
あると使える控え選手
ここからは、サブ的に使える日焼け止めをラインナップ。
トーンアップ効果が狙えるものや、塗り直しに便利なミニサイズ、スプレー、スティックタイプなど、便利なアイテムを集めました。
トーンアップ
デパコスにしてはお値段も優しいので、わたしも今年の夏はファンデーションは使わず、これでいこうと思っています。
携帯用
スティックタイプ
スティックタイプの日焼け止めは、塗り直し用に推奨されていることが多いです。
スポーツ選手がCMに起用されていることも多く、アウトドアでの使用もおすすめされています。
ですがこのタイプ、わたしはほとんど使ったことがありません。
理由は、
- 長時間外で過ごして、埃などがついている肌(特に顔)にスティックを滑らせるのは摩擦が気になる
- 肌に当たる面の衛生状態が気になる
何度か購入したことはあるのですが、結局使い切れないことが多く、今も塗り直しは、
- 使い慣れたミルクやジェルを手のひらに薄く伸ばして押さえる
という方法を採用しています。
ただ口コミサイトなどを見ると、
- 手が汚れない
- 小さめなので携帯しやすい
と言った理由から、アウトドアの際に使用している方は多いようです。
わたしはやはり直塗りには今も少し抵抗があるのですが、携帯性の良さは気になるポイント。
これを機会に久々に使ってみようと思い、調べてみて気になった商品はこちら。
スプレーまたはミストタイプ
スプレー、またはミストタイプの日焼け止めは、髪や背中に使いやすいというのが最大の利点。
わたしも夏に外に出る前は、帽子や日傘を使用していても必ず髪に使用します。
スプレータイプの日焼け止めを選ぶ際に気をつけたいポイントは、
- さかさにしても使えること
- ガスの独特の匂いが気になる人は、スプレーよりミスト
- 容器を捨てやすいものスプレーよりミスト
- ただし粒子が安定して細かいのは、ミストよりスプレー(ミストはサンプルがあれば要確認)
- 出先で使用する場合は、周囲の人や物に気を付けて
わたしはこのタイプにはそれほどこだわりはないので、今使っているのはコンビニでも見かけるくらいどこでも売ってるこちら。
飲む日焼け止め
ここ数年で一気に世に浸透した飲む日焼け止め。
以前は海外から取り寄せるしかなく、安全性も担保されておらず恐る恐る使っていましたが、最近は大手国内ブランドからも続々と発売されています。
有名どころだとこのあたり。
国内の製薬会社と、ホワイトニングに定評のあるコスメブランドから発売されているもので、安心感があります。
ただし現状、
- SPFやPPは設定されておらず、あくまで補助的なポジション
- 効果はほとんどない、サプリのように毎日の服用が条件、などとする研究結果もある
- 長期間使うことで起こるかもしれない副作用などについては未知
国産メーカーの台頭で成分などはかなり調べやすくなっていますので、使用前には必ず納得がいくまで詳細を調べてくださいね。
わたし自身は、塗るタイプでいつも通りの防御を施したあと、念のために飲むという使い方をしていましたが、
- 効果のほどはよく分からない
- 副作用のようなものは感じなかった
今の段階ではまだ、過度な期待は禁物かなと思います。
絶対焼かないために
最後に、絶対焼かないために心がけたいこと。
塗り残し厳禁
露出の程度は行うアクティビティによってさまざまかと思いますが、基本的には、
- 首の後ろや胸元、耳、耳の裏
- 長いパンツやスパッツを着用していても露出しがちな足首
- 洗ったり拭いたりすることの多い手の甲
わたしは特に手の甲には、ハンドクリームのように頻繁に塗り直しすることを心がけています。
物理防御も徹底する
日焼け止めをしっかり塗っていても、やっぱり最終的には物理防御。
UV機能のあるインナー、帽子、ネックカバー、アームカバー、グローブなどを可能な限り利用して、楽しい時間の後に後悔しないよう注意しましょう。
おわりに
ここまで、アウトドアに耐える日焼け止めとその使い方という括りでまとめてきました。
ですがこれはあくまで、
- アラフィフの乾燥肌
であるわたしの所感です。
すべてが読んで下さった方の肌に合うとは限りませんので、あくまで参考程度に。
特にアレルギーがあるような場合は、公式サイトなどで成分等をよく確認してくださいね。